添付文書よりわかりやすい!強い利尿作用(=水分排出→むくみ解消)を持つループ利尿薬ラシックスの作用機序を徹底解説!

ラシックス(利尿剤)とは > ラシックスの作用

利尿剤ラシックスの作用:基本編

利尿剤ラシックスの作用は「尿をたくさん出せる」ことです。

たくさんの尿を出すことができれば、自然とからだの中の余分な水分も出されるようになります。
からだの中の余分な水分が顔や足などに"むくみ"を生じさせているので、水分がからだの外に出されることでむくみ解消に♪
しかし、「ラシックスを飲んだだけでなんで余分な水分が外に?」と疑問が残るはず。
むくみに悩む女性にとってラシックスは多くのメリットを秘めていますが、ラシックスを飲んだらからだの中でどうやって効いているのか、その作用を知ることは大切です。
また強力な利尿剤であるラシックスをむくみ解消のためにオススメする理由も、ここでの解説で納得がいくはずです。

早速ですが、ラシックスがどのようにからだに効いているのか、そのメカニズム(作用)について詳しく解説していきます!!

ラシックスがむくみにオススメな理由

実は利尿剤ラシックスは、高血圧症の治療に用いる薬です。
高血圧症は生活習慣病の1つになり、血管に圧力がかかり過ぎることで血圧が高い状態が続いてしまう病気です。

「わたし高血圧症じゃない!!」というそこのあなた、ちょっと待って下さい!!

ラシックスは利尿剤の中で利尿作用がもっとも強い薬です。
しかしその一方で、血圧を下げる降圧作用がもっとも弱い薬でもあります。

利尿剤にはループ利尿剤と呼ばれるラシックス以外にも、つぎのような系統の薬があります。

・チアジド系利尿剤
・カリウム保持性利尿剤

これら3種類の利尿剤の降圧作用の強さを比較すると・・・チアジド系利尿剤 ≒ カリウム保持性利尿剤 > ループ利尿剤(ラシックス)となります。

このようにラシックスは降圧作用がもっとも弱いことから、ラシックスは高血圧症の治療で他の医薬品と併用して用いられることが多いです。
ちなみにループ利尿剤であるラシックスの利尿作用の強さは、2番目に強いチアジド系利尿剤の約3倍とされています。
つまり、むくみ解消だけを目的として利尿剤を服用するなら、降圧作用が弱く、利尿作用がもっとも強いラシックスがもっともオススメなんです!!

ラシックスの作用:詳細

ラシックスの作用を簡単にひとことで言うと、「からだの中で水分の再吸収を抑える」になります。
ここからは少しむずかしい言葉が多くでてきますが、次の2つがキーワードが大切になります。

・水分
・ナトリウム

なぜこの2つが大切か先に理由をお伝えすると、からだの中で水分とナトリウムは行動をともにするからです。
ラシックスはこの性質を利用することで、顔や足などのむくみを解消してくれます♪

からだの中で不要になった栄養などは「腎臓」に送られていきます。
腎臓でろ過されたものが、おしっこの元となる「原尿」です。
しかし原尿の中には、からだに必要な栄養がまだ含まれています。
そこで、腎臓→膀胱(おしっこを溜めておく袋)までに到達するまでに、原尿の中にからだに必要なものがないかチェックする場所が4つあります。

腎臓

近位尿細管

ヘンレループ

遠位尿細管

集合管

膀胱

ラシックスが作用するのは、この中の「ヘンレループ」と呼ばれる場所になります。
このヘンレループには、ナトリウムの再吸収にもっとも関わる「ナトリウムの運び屋」がいます。
この運び屋がナトリウムを再吸収を手助けしてしまうと・・・血液に運ばれてしまいます。
つまりナトリウムといっしょに行動する水分も血液に再吸収されていくので、顔や足などに"むくみ"が現れるようになります。

ラシックスはヘンレループに作用することで、運び屋のはたらきを阻害します。
すると、ナトリウムが血液の中に再吸収されるのを防ぐことができます。
結果、水分も再吸収されることを防ぎ、遠位尿細管→集合管→膀胱に到達し、おしっこといっしょに水分が排泄される事でむくみを解消することができます。

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